Sammy's History Jottings
歴史社会学的な研究の準備の中で読んだものや考えたことを紹介します。
2015年7月28日火曜日
De la Costa (1953), "The Legal Basis of Spanish Imperial Sovereignty"
このブログは、フィリピンの主な歴史家のフィリピン観を調べるために用いるものとする。当面は、Philippine Studiesのアーカイブから、まずはHoracio de la Costaの書いたものを順番に読み進める。主に資料を整理する目的である。
Horacio de la Costa, "The Legal Basis of Spanish Imperial Sovereignty",
Philippine Studies
vol. 1, no. 2 (1953): 155–162
植民地資料に基づき、主にラテンアメリカとの比較、また島嶼部東南アジアに関する当時の研究を参照しながら、エンコミエンダ制導入の問題に始まり、コンキスタドレスと宣教師の間の衝突と、中国との交易による利益確保の中での調停、といった流れに触れ、その中でスペイン帝国の植民地支配の大きな特徴としての神学論争的な性格を確認している。
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